英語と日本語 片方だけが持つ単語
みなさんこんにちは!
スモールワールドランゲッジセンター草津です!
滋賀県もとうとう梅雨が明けそうですね。
さて今回は英会話の場面で、日本語でなら一言で表現できるのに英語ではどういうのかと困惑してしまった経験はありませんか? 英語と日本語は異なる言語であるため、必ずしもぴったりの言葉が存在するとは限りません。
そこで今回は片方の言語だけが持つ訳しにくい言葉についていくつかご紹介していきます!
まずは英語にしかない単語
・souvenir
"souvenir "を日本語にすると「お土産」と訳されることがほとんどです。しかし、実は"souvenir"は自分のためのお土産のことを表します。逆に、誰かにあげるために買うお土産は"gift"や"present"といいます。
・spouse
日本語では夫から見た妻のこと、または妻から見た夫のことを「配偶者」といいます。この配偶者という関係は結婚している必要がありますが、"spouse"は籍を入れている夫婦だけでなく、籍を入れない事実婚の人たち、またパートナーと呼ばれる関係の人たちのすべてに当てはめて使うことができます。
・jaywalk
"jaywalk" とは交通規則を守らず横断歩道がないところで道を渡ったり、信号無視をすることを意味します。また、"ing" が足されることで「交通規則を守らずに道を横断すること」という名詞になります。
次に日本語にしかない単語
・もったいない
これは海外の言葉では表現するのが困難な単語のひとつ。海外ではそのまま”mottainai”と表記されています。ケニアの環境保全家のワンガリ・マータイさんが”mottainai”を標語に環境保全運動を進めたことで有名ですよね!
・木漏れ日
森林などの木から太陽の日差しが漏れる光景のこと。英語で説明するとしたら”Sunlight that filters through the leaves of trees.”繊細なニュアンスを伝えるのが難しい言葉ですね。
・居留守
家にいながら、不在をよそおう「居留守」。あまり外国では見かけないシチュエーションなのかもしれません。
今回は英語と日本語の片方だけが持つ単語についてご紹介しましたが、ほかにもこういった言葉はまだまだあります。例えば「いただきます」や「ごちそうさま」は日本語にしかない言葉・習慣です。英語ではこれらの言葉の代わりとして食事を済ませるときに、作ってくれた人に感謝を述べることがあるようです。また、一人称がたくさんあるのも日本だけのようです。
こうして考えると、言葉と文化にはつながりが感じられますよね。英会話の場面ではそれぞれにしかない言葉は避けるのではなく説明し、理解しあうことで、お互いがより深い学びを得られるといいですね!