全国学力テストで英語の全国平均が急低下!?

みなさんこんにちは

 

草津市は台風7号のおかげで昨日は雨と風が強かったです。

みなさんは大丈夫でしたか?

 

さて先日、文部科学省が小学生と中学生に対して行った2023年全国学力テストの結果を公表しました。

英語も4年ぶりに実施されたとのことで、興味もあり記事を読んでみましたので、個人的な感想をお話したいと思います。

 

この記事で注目されていたのは、前回より英語の4技能の成績が低下したこと、その中でも特に「話す」力の低下です。「話す」問題の全国平均正答率が12.4%と正解者が非常に少ないのが印象的です。前回実施のスコアと比べ、全技能で10.4ポイント低下したそうです。

文部科学省としては問題が難しすぎたことが原因と考えているようです。

 

スモールワールドランゲッジセンターでは英検対策として面接の練習、すなわち「話す」練習も行っています。これまで指導をしてきて、小学校、中学校、高校のお子さんを見て感じるのは、「考える」ことが苦手なお子さんが増えてきているということです。

これは英語の力とはまた別で、英検2次試験の面接の問題に対して、まずは自分の意見を考えてまとめられるかどうかということです。

「プラスチックの袋を削減すべきだと思いますか?」という問題を聞いた時に、たとえ今までそんなことを考えたことがなかったとしても、そこで考えて自分なりの意見を出せるかどうか。意見が纏まれば、次にそれを英語として表現できるかどうかになってきます。

ここで、英語の力が必要になりますが、最初の段階は英語とは別の能力が必要です。

 

今の時代、インターネットで調べれば大抵のことは答えや対処法がのっています。

便利な反面、このことが、子どもの考える力や人間関係も含めた様々な問題に対応する力を養う機会を奪っているように思います。

 

生徒さんを指導している時でも、考えることをできるだけ避けようとする生徒さんが非常に増えたように感じます。今回の全国学力テストのスコアの低下は、英語の力の低下という単純なことだけではなく、他のことが関係しているように思います。

 

スクールでは出来るだけ生徒さんと一緒に考え、生徒さん自身で自分の考えやアイディアを出せるよう促しながら、英検の面接対策や、1次試験の英作文対策をしています。

毎回、悩み、苦労しますが、この積み重ねなくして上達はないと思います。

長々と書きましたが、今回は全国学力テストの記事を読んでの雑感でした。

ありがとうございました。

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